マッサージ

アロママッサージの効果と心身の不調や症状別におすすめの精油

マッサージとアロマセラピーを組み合わせた「アロママッサージ」。マッサージ療法による疲労回復効果とアロマの芳香療法によるリラクゼーション効果が融合した素晴らしいトリートメントで、世界中で最もポピュラーなオイルマッサージと言えるでしょう。

 

アロマオイルマッサージ、アロマセラピーマッサージ、アロマテラピーマッサージと呼ばれ方は様々ですが、本記事では「アロママッサージ」と統一して解説していきます。

 

ちなみに、「アロマテラピー」はフランス発祥の植物療法やハーブ医学から派生した薬物療法で、それがイギリスに渡って精油による美容効果や香りを嗅ぐことによるリラクゼーション効果を目的としたものが「アロマセラピー」と分けることができます。混同されることが多いですが、「メディカル=アロマテラピー」「リラクゼーション=アロマセラピー」と覚えておくと良いでしょう。

 

本記事では、アロママッサージが心身に与える効果をなるべくわかりやすく解説し、最後に体の不調や症状別に有効な精油(エッセンシャルオイル)を紹介していきます

 

ASIAN RETREA TオーナーTaroTaro
米大スポーツ経営学部卒。北海道出身。高級スパ・Google六本木ヒルズオフィス・Kバレエカンパニーでのセラピスト業務、サロン経営を経験後、貿易商社に転職。アジア各国の素晴らしいマッサージ文化と気持ちいいマッサージを皆さまにご体験いただき、心の拠り所となる癒しのリトリートの提供を目指し、湘南エリアにASIAN RETREATを開業予定。

 

アロママッサージとは?

アロママッサージは、マッサージ療法による疲労回復効果とアロマセラピーによるリラクゼーション効果が融合したトリートメントで、世界中で最もポピュラーなオイルマッサージになります。

 

ベースとなるキャリアオイルに精油(エッセンシャルオイル)を配合したアロマオイルを直接肌に塗布してマッサージしていきます。

 

オイルマッサージにアロマオイルを使用すればアロママッサージと呼べるとも考えられるので、スウェディッシュでも、バリニーズでも、ロミロミでも、ディープティシューでも、アロマオイルを使用すればアロママッサージの一種と言うこともできるでしょう。上記のマッサージでも、キャリアオイルのみで行うこともあるので、アロマオイルを希望する方は事前にチェックしておきましょう。

 

アロママッサージの起源と歴史

医療的なアロマテラピーが体系化されたのは1930年代のフランスが最初ですが、古代のエジプト、中国、インド、ギリシャ、ローマと、様々な文明でエッセンシャルオイルが治療や儀式に使わていたことが分かっています。

 

アロマテラピーとマッサージを掛け合わせたのは、フランスで働いていたオーストリア出身の生化学者/美容家のマルグリット・モーリーさんという説があります。その教え子が、後にアロマテラピーという名前を生み出したルネ=モーリス・ガットフォセさんです。ただし、フランスで発展していたスウェディッシュマッサージも、元々は中国の推拿(スイナ)を参考にしていたとの記述も残っていますし、少なくとも、上記の古代文明で何かしらのマッサージ療法や精油を使用した療法が行われていたことは間違いないので、アロママッサージの正確な起源を辿るのは困難でしょう。

 

使用するオイル

ベースとなるキャリアオイルは、ホホバスイートアーモンドオリーブグレープシードマカダミアナッツココナッツアルガンスクワランなどが有名ですが、国やマッサージの種類、お店によって様々です。最近では、水で簡単に洗い流せる水溶性オイルを使用したサロンも増えてきましたね。

 

上記のキャリアオイルに、精油(エッセンシャルオイル)を数滴垂らしてアロマオイルにします。好みや体調に合わせて精油を選ぶのも、アロママッサージの醍醐味の1つです。

 

アロママッサージの手技の特徴

基本的にはスウェディッシュマッサージベースの手技にはなりますが、世界各国でその国の風土や人々の身体の特徴や気質に合わせて発展しています。

 

日本で受けるアロママッサージは、強めの圧を好む人が多いので、スウェディッシュマッサージのようにリンパや静脈というよりも、筋膜や筋肉といった深部組織にアプローチするやや強めの手技が多いように感じます。バリニーズやディープティシューマッサージに近いと言えるでしょう。

 

また、国やマッサージの種類、セラピストの好みによって、足から始まる求心法であったり肩から始まる遠心法であったりと千差万別なので、色々なセラピストのアロママッサージを受けるのもとても面白いですよ!

 

アロママッサージの効果

アロマの効果とマッサージを効果を分けて説明した方が分かりやすいと思うので、まずは、アロママッサージに限らず指圧やもみほぐしなども含めたマッサージ全般の効果についてお伝えします。

 

マッサージの効果

科学的に証明されているマッサージの効果を簡潔にまとめると以下のようになります。

 

マッサージの効果

  • 血液とリンパの流れを促進させ、老廃物や疲労物質を取り除く
  • 筋肉の緊張を解き、神経刺激による痛みを和らげる
  • 肩こりや腰痛といった体の痛みや怪我を予防する
  • 胃腸の働きを活性化させる
  • リラックス効果によって、呼吸を楽にする
  • 皮膚の状態・質感・調子を改善させる
  • ストレスの解消と、活力・幸福感の向上

 

上記のように、代謝の向上痛みの緩和痛みや怪我の予防胃腸機能の改善呼吸機能の改善皮膚への美容効果ストレス解消と活力向上など、マッサージには多数の効果が認めれらています

 

アロマセラピーの効果

現在までに報告されているアロマセラピーによる効果は以下の通りです。

 

アロマセラピーの効果

  • 筋肉や関節の痛みの緩和
  • 睡眠の質の改善
  • ストレスや不安の軽減
  • 頭痛・片頭痛の軽減
  • 化学療法の副作用の経験
  • 陣痛の不快感の緩和
  • 殺菌・抗ウイルス
  • 消化機能の促進
  • ホスピス・緩和ケアへの貢献
  • 免疫力の向上

 

一分野のアロマセラピーの効果については、まだ科学的検証が十分とは言えませんが、以下の症状を直接的ないし間接的に改善する可能性が期待されています。

喘息、不眠症、倦怠感、うつ病、PMS(月経前症候群)、月経痛(生理痛)、ED(勃起不全)、炎症、末梢神経障害、脱毛症、癌、関節炎、更年期障害

 

ただし、これらの効果はあくまでポジティブな数値を示したと報告されているだけで、アロマセラピーが不調や病気を根本的に解決できるわけではありません。過度な期待はせずに、アロマを心身の癒しのエッセンスとして捉え、上手に活用していきましょう。個人的には、良い香りを嗅いで心が少しでも癒されれば、それだけで十分素晴らしいことだと感じています。

 

心身の不調や症状別に有効なアロマオイル(精油)

心身の不調や症状別に有効なアロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を紹介します。それぞれの精油名をクリックすると詳細をご覧いただけます。

 

リラックス・ストレス解消

 

リフレッシュ・活力向上

 

疲労回復(肩こり・腰痛・倦怠感)

 

不安解消・安眠・抗うつ

 

美容・デトックス

 

集中力向上

 

免疫力向上

 

冷え性改善

 

むくみ改善

 

腸内環境を整える

 

ホルモンバランス・婦人系の悩みの改善

 

まとめ

ぜひ上記のアロマオイルを、辛い症状や心身の不調改善にお役立てください。マッサージやアロマセラピーの効果は様々な研究で認められていて高い有効性が期待できますが、なによりも最高に気持ち良く心身ともに癒されるアロママッサージを、ぜひ一度ピュアな気持ちで受けてみてください。きっと素晴らしい体験となるはずです。

 

アジアンリトリートのアロママッサージは、日本人の好みや身体の特徴にマッチした、深い圧でしっかりとほぐしていくバリニーズマッサージを採用しています。厳選した精油を独自にブレンドし、お客様の様々な好みや体調に合わせたアロマオイルを使用して、心も体も溶きほぐれるように丁寧にマッサージしていきます。アロママッサージを受けるのが初めての方も、今まで受けたオイルマッサージでは満足できなかった方も、ぜひ一度アジアンリトリートの気持ち良さを追求したバリニーズマッサージをお試しください。

 

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