「タイ古式は痛いマッサージ」「タイ古式は激しいストレッチが多いマッサージ」と思われている方も多いことでしょう。タイ古式は決して痛いマッサージではありません。実際のタイ古式マッサージは、ヨガのようにゆったりとしたストレッチと、心地よい指圧が融合した、とても気持ちの良いマッサージです。「2人でやるヨガ」「世界一気持ちいいマッサージ」と呼ばれる理由がそこにはあります。
ただし、時には、また人によっては、「痛い」と感じることもあります。最悪は、痛みを我慢してマッサージを受けることです。その結果、翌日に筋肉痛のような痛みを感じる「揉み返し」が起きたり、「タイ古式は痛いもの」というネガティブなイメージを持ってしまうこともあるでしょう。
タイ古式はとても気持ち良く、セラピストとの相性が合った時には、最高の心地よさと至福感を得られるマッサージです。そのような素晴らしいマッサージを体験しないのは非常にもったいないので、本記事では、最高のタイ古式マッサージ体験をする5つのヒントを紹介していきたいと思います。
Taro
米大スポーツ経営学部卒。北海道出身。高級スパ・Google六本木ヒルズオフィス・Kバレエカンパニーでのセラピスト業務、サロン経営を経験後、貿易商社に転職。アジア各国の素晴らしいマッサージ文化と気持ちいいマッサージを皆さまにご体験いただき、心の拠り所となる癒しのリトリートの提供を目指し、湘南エリアにASIAN RETREATを開業予定。
タイ古式マッサージは決して痛いマッサージではない
タイ古式マッサージは決して痛いマッサージではありません。「2人でやるヨガ」「世界一気持ちいいマッサージ」と呼ばれるように、ヨガのようにゆったりとしたストレッチと、心地よい指圧が融合した、とても気持ちの良いマッサージです。タイ古式マッサージの特徴や効果については、以下の記事で詳しく解説しています。
「世界一気持ちいいマッサージ」や「2人でやるヨガ」などと称される『タイ古式マッサージ』。マッサージ好きの方やタイ旅行に行ったことのある人にと...
「世界一気持ちいいマッサージ」「2人でやるヨガ」とも称されるタイ古式マッサージ。ヨガのような美しい流れが魅力的な、タイ伝統の芸術的マッサージ...
一方、「タイ古式を受けたらとんでもなく痛かった」「激しいストレッチで体を痛めてしまった」という声も少なからず聞こえてきます。実際に著者も、本場のタイでマッサージを受けた時に、もの凄く痛い思いをしたり、アクロバティックなストレッチで腰を痛めてしまったことがあります。タイに行って本場のタイ古式を受けたことのある人の中には、同じような経験をした方もいるかと思います。現地の街スパだと、なかなか意思疎通が難しかったり、日本人セラピストのように丁寧で繊細なマッサージは期待できないので、痛いマッサージやストレッチが苦手な方にとっては苦痛でしかない場合もあります。タイでも、中級～高級マッサージスパになると、とても丁寧で素晴らしいマッサージを受けられるので、ぜひおすすめします。
日本で受けるタイ古式マッサージに限れば、タイの本場ほどパワフルな施術はあまりしないので、痛みを恐れる必要は特にありません。ただし、中には良かれと思って強いマッサージをするセラピストや、多彩でアクロバティックなストレッチを好むセラピストがいるのも事実です。痛い思いをして後悔しないためにも、以下のヒントを参考に、素晴らしいタイ古式マッサージ体験をしましょう。
最高のタイ古式マッサージ体験をする5つのヒント
「痛い思いをしたくない」「初めてタイ古式を受けるから不安」という方に、最高のタイ古式マッサージ体験をする5つのヒントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 事前にセラピストに希望を伝える
タイ古式マッサージを受ける前に、担当のセラピストにあなたの希望をしっかりと伝えましょう。「痛いのが苦手」「体が硬いからストレッチは優しめで」などのように、事前に希望を伝えておけば、無理な施術をしないように注意してくれます。セラピスト側からしても、何も言われないよりは、希望を伝えてくれた方が気持ち良く施術できるので、ありがたく感じるものです。著者も、ヘルニア持ちで前屈だけは厳しいので、事前にセラピストにその旨を伝えて、心地よくタイ古式マッサージを受けられています。タイ古式マッサージは、指圧やもみほぐしに比べるとストレッチが多いのが特徴です。特殊な姿勢で行う激しめなストレッチもまれにあるので、特に慢性腰痛の方やギックリ腰になりやすい方は、事前に注意してもらうようにセラピストに伝えておきましょう。
2. 痛みは絶対に我慢しない
施術中の痛みは我慢しないことが重要です。こちらはマストですね。ストレッチにしても指圧にしても、限度を超えるような痛みは百害あって一利なしです。痛みの限度が10としたら、7程度のイタ気持ちいいぐらいの強さがもっとも心身に良い影響を与えることが分かっています。痛すぎるマッサージは絶対に我慢せずに、強弱の希望をセラピストに伝えましょう。筋肉は、伸びて収縮している（伸張性筋収縮）時が最もダメージを受けやすくなります。きつすぎるストレッチで筋肉が伸ばされている時に力が入ってしまっている状態が一番負荷がかかるということです。痛みを我慢しすぎると、マッサージ後にひどい筋肉痛のような「揉み返し」を起こしてしまいます。揉み返しが例外なく最悪というわけではありませんが、痛みを我慢しすぎることによるメリットはないので、マッサージの強さの希望はしっかりと伝えましょう。
3. マッサージ後に痛みがでる可能性があることを理解する
上記でも説明しましたが、指圧やもみほぐしと同じように、タイ古式マッサージを受けた後でも「揉み返し」という筋肉痛のような痛みを感じることがあります。揉み返しは、筋肉痛が発生するメカニズムとほぼ同じなので、マッサージを受け慣れていない方や、普段動かしていない筋肉をストレッチした時には、どうして発生してしまうことがあります。通常は2日程度で痛みはひくので、それほど心配する必要はありません。ただ、タイ古式マッサージを受けた後は、「揉み返しが起きてしまうこともある」と前もって理解しておけば、それほど不安になることもないでしょう。
4. 怪我や持病を抱えている方は事前確認
怪我をしていてタイ古式マッサージを受ける方はほとんどいないと思いますが、タイ古式は循環器系への影響が大きいマッサージになるので、以下の持病をお持ちの方は注意が必要です。
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病
- 骨粗鬆症
- 脊髄に影響を与える神経疾患
- 冠動脈疾患
上記に当てはまる方は、マッサージを受ける前に、かかりつけのお医者さんに相談した方が良いでしょう。
5. 怪しいタイ古式マッサージ店もある
残念ながら、怪しげなタイ古式マッサージ店が点在している地域も多く存在します。健全店か怪しい店かの見分け方は、看板やHPの雰囲気か働いているセラピストで判断するしかないでしょう。お店のセラピスト全員がタイ人（もしくは東南アジア系）だと、違和感がありますよね。一般的に考えると、全員が真っ当な就労ビザを保有しているとは考えづらいからです。とは言っても、不法就労かどうかは別として、セラピストが外国人でも健全店はありますし、セラピストが日本人でも怪しいお店はあるので、何とも言えないところではあります。不安な方は、HPなどでお店の雰囲気をしっかりと確認しましょう。タイ古式マッサージの流派（種類）は、指圧が多めのワットポー式（バンコク式）、ストレッチが多めのチェンマイ式、2つを掛け合わせたタイ厚生省式が有名です。詳しくは「【タイ古式マッサージとは？】種類と施術内容の特徴」をご覧ください。どんなマッサージをされるか不安な時は、そのお店がどの流派のタイ古式マッサージを取り入れているかを確認してみるのも良いでしょう。
まとめ
タイ古式は決して痛いだけのマッサージではありません。「2人でやるヨガ」「世界一気持ちいいマッサージ」と呼ばれるように、ヨガのようにゆったりとしたストレッチと、心地よい指圧が融合した、とても気持ちの良いマッサージです。特に、セラピストとの相性が良かった時には、最高の心地よさち至福感を得られます。紹介した5つのヒントを少しだけ頭に入れておいて、ぜひ最高のタイ古式マッサージ体験をしてみましょう。
アジアンリトリートのタイ古式マッサージは、流れるような美しいストレッチが特徴の「チェンマイ式」と、力強い指圧が特徴の「ワットポー式（バンコク式）」が融合した「タイ厚生省式」を採用しています。また、お客様の許容範囲を超える痛すぎるマッサージや無理なストレッチは一切行いません。タイの本場を超える気持ちいいマッサージと、心からリラックスできる居心地の良さを追求しておりますので、ぜひ一度アジアンリトリートのタイ古式マッサージをご体験ください。